・Phoenics轆轤
最近,関数で定義された複雑な円筒対称形の形状を作る必要に迫られた.こういう場合,Phoenicsに認識可能な形状ファイルを作るのは一苦労.いろいろな解決方法があるのだろうが,私はperlでスクリプトを組んだ.名付けて「Phoenics轆轤」
まず形状データファイルをcsvで用意する.csvファイルは"z, r"の組みが1行に書かれた,任意行数のファイル.こいつが形状の側面を表す.rの最大値をrmaxとしておこう.Rokuro.plを起動する.すると「ファイル名,形状の横幅,面数」を聞いてくる.「形状の横幅」とは,相対値で表された形状データの枠の大きさで,2rmaxより大きい必要がある.「面数」とは,半円を何角形で近似するか.12くらいが適当だろう.
例えば,lavalnozzle.csvという形状データファイルをRokuro.plに食わせると,下図のような形状データファイルが簡単に作れる.ちなみに作られるデータは敢えて半円形とした.これは,多くの計算では円対称の形状を半分に割って計算させるため.Full-3Dの計算がしたい場合には形状ファイルを二つ作り,一つをひっくり返して重ねればよい.q1ファイルの例がこちら.
使ってくれる人,います?
・まとめ