Endo Scientific Calculator
メモリ・定数
本機には,最後の計算結果を保持するラストアンサーメモリがあります.ほとんどの計算は,ラストアンサーを使えばメモリを使うまでも無いでしょう.
計算:1+1=2 → Ans+2=4
操作:1 [+] 1 [=]
解答:2
操作:[Ans] [+] 2 [=]
解答:4
上の例の場合,2段目の計算でいきなり[+]と打鍵するとAnsが入力されたのと同じ結果になります.
計算:1+1=2 → Ans+2=4
操作:1 [+] 1 [=]
解答:2
操作:[+] 2 [=]
解答:4
本機にはA-F,X,Yの8つのメモリがあります.A-Fは一般メモリです.X,Yには座標変換後の解が入るという特別な機能がありますが,一般メ モリと同様に使うことができます..
計算結果の代入は,イコールキーの代わりに[STO] [メモリ]と押して下さい.
計算:1+1→A
操作:1 [+] 1 [STO] [A]
解答:2
メモリと同時に,計算結果はラストアンサーメモリにも代入されます.
[STO]キーを押した直後はSTOモードになり,メモリキー以外の操作を受け付けません.STOモードはステータスエリアの「STO」表示で確認できます.キャンセルは[BS] か[AC]で行います.[AC]は同時に計算中の式もクリアされてしまいます.
直接数値を代入したいときには以下の様に操作します.
計算:2をメモリBに代入
操作:2 [STO] [B]
解答:2
[RCL] [メモリ]と打つと1行エディタにもメモリ名が入力され,解表示エリアに現在の値が表示されるため内容を確認しながら使うことができます.単に内容を知りたいだけならここ で[AC]と押して入力をクリアして下さい.メモリ内容は明示的に上書きされない限り保持されます.
計算:Bの内容を確認
操作:[RCL] [B]
解答:2
操作:[AC]
[RCL]キーを押した直後はRCLモードになり,メモリキー以外の操作を受け付けません.RCLモードはステータスエリアの「RCL」表示で確認できます.キャンセルは[BS] か[AC]で行います.[AC]は同時に計算中の式もクリアされてしまいます.
メモリクリアは[AC]の裏の[MClr]です.全てのユーザメモリ,ラストアンサーがゼロになります.個々にメモリ内容を消去したい場合はゼロを代入して下さい.
本機には幾つかの代表的な物理定数が記憶させてあり,[RCL]キーと組み合わせて利用できます.物理定数の詳細については「物理定数」を参照して下さい.
計算:1/√(ε0μ0)
操作:1 [÷] [√ ] [ (] [RCL] [ε0] [RCL] [μ0]
[=]
解答:299792458
ユーザが定義可能な物理定数k1,k2,k3が用意されています.一般のメモリと異なり,値の入れ替えが簡単にできないように配慮されています.また,ユーザ定義物理定数はメモリクリアキーでもクリアされません.
計算:2.71828をk1に代入
操作:[2] [.] [7] [1] [8] [2] [8] [=] [STO] [k1] [=]
解答:Substituting k1 OK?
操作:[OK]
ユーザ定義定数は,物理定数と同じように使えます.
計算:k1×4
操作:[RCL] [k1] [×] 4 [=]
解答:10.87312